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グリストラップの種類と設置場所の特徴まとめ

      2018/09/17

グリストラップに関しては前回でそもそも何?必要なの?という疑問について簡単に説明しました。
【グリストラップの基礎知識|めんテナ】

今回は、前回触れたグリストラップに関する知識を補足して、
設置場所とその大まかな特徴をまとめました。

グリストラップの設置場所

前回は「厨房の中にあるんで探してみてください。」みたいなことを偉そうに言っていたと思います。
でも、「あれ?厨房にないぞ?」って人もいたんじゃないでしょうか。
グリストラップを見つけられず、テリーに対して怒りを感じた人もいるかもしれません。

申し訳ありませんでしたm(__)m

グリストラップは屋外に設置してある厨房もあります。

グリストラップの種類と設置場所とその特徴

基本的にはこの3つのタイプのどれかに分類されると思います。

屋内埋設型

屋内埋設型グリストラップの画像

厨房内に埋め込まれているグリストラップです。
埋設型の大きな特徴は、厨房の動線を崩さないというところです。
邪魔にならないよう、床に埋め込まれているのです。
このタイプはいわゆる「浅型」が多く、底が深くないグリストラップが多いです。
浅いからといって、容量が少ない訳ではありません。
屋内埋設型がある店舗、特に商業施設や駅構内等の店舗などは、客席に比べ厨房の床が少し高い作りになっている可能性が高いのです。
イマイチ伝わりづらいですが、簡単に言うと厨房に入るときに、一歩段差を上がりませんか?
その段差は、グリストラップやその配管などを埋め込むために作られた段差です。商業施設や駅構内の店舗は床を削れないため厨房の床を敢えて高い作りにして、埋設をできるように配慮されています。そのため屋内埋設型は底の浅いグリストラップであるケースが多いです。

屋内床置型

屋内床置型グリストラップの画像

厨房内の床に置かれているタイプのグリストラップです。
このタイプは元々飲食店ではない居抜き物件で飲食店を経営している店舗などに多く見られます。
あとはコンビニなんかで多く使われています。
コンビニで「揚げ物」ってレジの前で販売してると思うんですけど、あれは最初からやっていたものではなく後から調理用機械を導入して始めたものですよね。要するに、最初は必要なかったけどあとからグリストラップの設置が必要になった飲食の店舗はこのタイプを採用するケースが多いです。
床置き型は設置に大掛かりな工事等は必要なく、20〜30万円と比較的コストを抑えて導入することが可能です。

ただ、決して容量が多いタイプではありません。
店舗面積、油の使用量などによっては床置き型では間に合わない可能性もあり得ますので、施工業者とよく相談してください。

屋外埋設型

屋外埋設型グリストラップの画像1

お店の勝手口や裏口、厨房裏の近くなどに埋め込まれているタイプです。
厨房が大きい場合やロードサイド店舗(幹線道路などに面したお店)に比較的多いです。
2F以上の店舗で外に置いてあることは基本的にはあり得ません。
もし「屋内にないし、外のどこにあるのか分からない」という人は厨房のシンクから伸びる排水経路を辿ってみてください。

屋外埋設型の特徴は基本的に大きいです。そして底が深いケースが多いです。
そして厨房外にあるため、屋内がグリストラップの臭いで悩まされることはありません
本当に深いグリストラップもあって、中に人間が入れちゃうほど深いグリストラップもあります。
屋外埋設型グリストラップの画像2
この写真のグリストラップなんか、深すぎて落ちたら普通に危険です。
そんな人はいないと思いますが、屋外のグリストラップの蓋を開けた状態で悪ふざけをするのは危険なのでやめましょう。

いや、冗談抜きで屋外埋設型のグリストラップを開ける場合は気をつけて下さい。
下手をすると軽傷ですまない可能性もあるので、そのリスクを懸念するのであれば専門業者に依頼したほうがいいと思います。

 

最後に

「あれ?屋外の床置型ってないの?」って思った人いるかもしれません。
それは非常にレアケースです。その希少性ゆえご紹介しませんが、
基本的に特徴は屋内の床置型と一緒です。

店舗のグリストラップがどのタイプなのか簡単に確認してみてください。
ではでは

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