水栓の基本的な仕組み【水が出るまでの流れ】
2018/09/17
こんにちは。テリーです。
夏という、素晴らしい季節がやってきました。
でもジメジメしてて、あんまり夏っぽくないですけどね。
さてさて。
前回水栓の基本的な知識や種類を記事にしました。
【水栓金具の基本的な種類と知識】
しかし、投稿後テリーは思いました。
そう。
紹介する順序を間違えたかもしれない・・・と。
まずは水栓から水が出る仕組みを紹介すべきなのかもしれないと思いました。
なので今回は水栓から水が出るまでの基本的な仕組みをご説明しますので、知らない人は参考にどうぞ。
え?知らない人多いよね・・?
※テリーはこの仕事をするまで、よく分かっていませんでした。
水栓の仕組み
まず水はどこから供給されるのか。
水は市の水道局から供給され、水道メーターを経由します。メーターは必ず経由され、その先から各水場まで枝のように給水管が伸びていきます。
給水管を通って各水場まで到達したら、水の出口が必要になりますね。その出口が水栓です。別に水栓がついてなくても良いのですが、その場合どうなるでしょう。
・・・
そうです。水が大量に噴出します。
我々が水を日常使用するため流量や水圧を調整する必要があるので、給水管の出口には水栓が存在するのです。
水栓の仕組み
一般的な横水栓の断面図だと思ってください。
止水状態
水が供給状態にあると、水栓の中はこんな感じになっています。ここでお伝えしたい一番大切なことは「水は常に出続けている」ということです。上でも少し書きましたが、水栓がないと水がとんでもない勢いで噴射します。
そのために水栓の中では、図のようにゴム(ケレップ、こまパッキンといいます)で栓をして、水がでないようにしているのです。書いて字のごとくまさに「水の栓」の役割を果たしています。
また、俗に言われる「水栓から水漏れ」というのは、このゴムの劣化が主な原因の一つで、水をうまく栓できていない状態になると水漏れが生じて水がポタポタと垂れてしまいます。
吐水状態
ハンドルを回すとゴムが上がって水が出ます。このハンドルで栓を閉めたり開けたりすることで水の量を調節することができます。
簡単にまとめると
・水の栓をどれぐらい開くかで水量・流量・温度を調節する
基本的に全ての水栓がこの仕組み、またはその応用でつくられています。
まとめ
意外に知らない人、結構いたのではないでしょうか。
上の図では単水栓という水しか出ない水栓で仕組みを解説しましたが、水とお湯が出る水栓(ツーハンドル混合水栓)も仕組みは同様で、水とお湯それぞれの栓をどれぐらい開けるかで温度や水量を調節しています。
水栓の水漏れとか、緊急時の対処法とか今後更新する予定ですが、まずは基本を知って欲しくて今回こんな記事を書きました。
ではでは今回はこの辺で。