排水管清掃作業中

排水管が詰まる原因と店舗で出来る簡単な予防法

      2017/03/19

テリーです。

今回は排水管はなぜ詰まるのか?

そしてどうやって予防すればいいのかについてです。

排水管が詰まると飲食店にとっては致命的なダメージになりかねません。
そのメカニズムを知っておけば何をすればいいのか見えてくると思います。
店舗で実践できる簡単な予防法もご紹介するので、参考にしてみてください。

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なんで排水管は詰まるのか?

なんで排水管が詰まるのか?
飲食店の場合、よくある原因が二つあります。

油汚れ

飲食店の場合は、これが多いのではないでしょうか。
グリストラップのときにもお話しましたが、排水管は油脂分を含んだ排水が、配管を通ることで管内に油が固着し水の流れを遮ることで詰まりを引き起こします。
ではどうやって管内に油が固着するのか?
排水は配管の下側を流れるので、管の下側に油が堆積して詰まると思ってる人が多いです。
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でもそれは勘違いで、油は管内の上、左右に固着していくのです。
その理由は、排水に含まれる油が管に「くっつく」のではなく、油が「気化」することで固着し堆積ていくからです。
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気化した油は管内にどんどん堆積していき、やがて水の流れを遮るほどの油脂のかたまりになっていくのです。
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固着した油のかたまりは、年月をかけ固くなっていき、放置すればするほど手がつけられなくなります。
また内側の油汚れほど古い汚れで、新しい油汚れはそれらを覆うように外側から堆積していくので、内側の頑固な油汚れをキレイに落とそうとするのは難しいです。
排水不良に気づいたときに何か手を打っても外側の柔らかい油汚れしか落ちず、結局古くて固い油汚れが堆積したままで、その古い汚れがまた更に増していき、外側にまた新しい油汚れg…というイタチごっこになってしまう可能性もあります。

更に配管の油汚れは詰まりの原因だけでなく、悪臭や害虫発生の原因にもなります。
油汚れは何もいいことありません。

なのでそうならない状況を作るためにも「予防」はしていきましょう。

実際に油が堆積し始めた排水管の管内写真です。
管内

油の堆積の仕方は管の大きさ(太さ)や管内の環境によっても微妙に変わってきますが、帰化した油が配管の横から付着し上部に向かって堆積していくケースは多いです。

異物

油での詰まりと並ぶ、飲食店の排水管が詰まる大きな原因の一つです。
シンクなどから異物が一緒に排水されてしまい、管内で引っかかることで詰まりが発生します。
飲食店で多いケースはおしぼりや割り箸が詰まってしまうケースが多かったりします。
特におしぼりは布状のものもそうですが、袋の中に入っているタイプの紙おしぼりは袋もおしぼりも薄く、知らず知らず流れている可能性があるようなので注意してください。
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中にはこんなものが詰まるケースもあります。
排水管清掃作業前

これがなにかというと…

排水管内から出てきた異物

壊れたデッキブラシです。
逆によくこれを排水管に流したなとテリーは感心しました。
良い子のみんなは真似してはいけません。

その他

その他だと
・トイレの排水管に尿石が発生し、詰まりを起こすケース
・地震などの影響で配管の勾配(傾斜)が悪くなり、水が流れなくなり詰まりを起こすケース
・配管がずれたり壊れたりすることでそこから砂などが混入し詰まりを引き起こすケース

などなどありますが、飲食店では上記2つが圧倒的に多いので今回は割愛。

予防方法

じゃあどうやって予防すればいいのか?
簡単ではありますがいくつか紹介します。

グリストラップ清掃

油汚れで排水管が詰まる大きな原因は、グリストラップです。
清掃を怠るとグリストラップは油を滞留させる機能が低下します。
そうなるとその先の排水管に油を除去しきれていない排水が流れるので油汚れが発生しやすくなります。
配管の油汚れを防ぐ一番の自衛方法として、グリストラップ清掃をテリーはオススメします。

またグリストラップの受けカゴに生ゴミが溜まりすぎてしまうと、配管にまで生ゴミが達し詰まりを起こすケースもあり得ます。
グリストラップは定期的な清掃を心がけて下さい。
まずは店舗で可能な範囲を清掃して、グリストラップ内の環境を全てキレイにしてくれる業者を入れた清掃も、たまにやってもらうのもアリです。
やり方がわからない場合は下記を参考にしてください。

店舗で出来るグリストラップの清掃方法をまとめてみました

パイプクリーナーの使用

これは家庭用の台所に置き換えても、匂いがしたり詰まり気味だったりしたときに使われる人は多いと思います。
飲食店の厨房も然りで、使ってる厨房の方もいらっしゃると思います。
確かに、予防としても緊急時の使用と考えてもテリーは結構効果的だと思います。
ただ家庭用のものとかを厨房の配管に使用しても意味はありませんのでご注意下さい。
あれは髪の毛を溶かしたり、家庭用で使用される小さな配管の油汚れだから使えるモノなので、厨房等にある太い配管に使用してもあまり意味はありません。
パイプクリーナーの中でも割と飲食店で使われている有名なものをご紹介します。

定期的に使用したり、排水不良を感じ始めたら使用すればいいとは思います。
ただ、詰まりかけた配管に緊急的に使うのではなく、あくまで「予防」を目的として使用することをオススメします。
固着した古い油汚れはパイプクリーナーでも落ちません。

高圧洗浄

排水管清掃作業中
排水管内を強い水圧と噴出する水の力で汚れを落とす方法です。
管内に固着した油汚れ、異物や生ゴミもこれで掻き出すことも可能です。
排水管を清掃する、となったときに一番最初に名前が挙がるメジャーな方法です。
洗浄効果は高く、管内のお掃除方法としても一番キレイになると思います。

これはしっかりとした機材が必要で、業者に頼むことをオススメします。
一般家庭用の高圧洗浄機は、ホームセンターなどで1万円〜で購入することも可能なのですが、家庭用のものは水圧が弱く、固着した油脂汚れを落とすには至りませんし、下手をすると弱った配管を傷つけ劣化を早めたり、最悪の場合壊れたりするとかなりの金額の工事が必要になります。
リスクや費用対効果を考えると、テリーはプロに任せることをオススメします。

大きなモノを流さない

当たり前っちゃ当たり前なのですが、排水できるもの以外流してはいけません。
上でも触れてありますが、割り箸や紙おしぼりは気付かないうちに流れているケースは多いです。
ピークの時間帯などは忙しすぎて、片付けた食器や割り箸、おしぼりをそのままシンクに投げ入れて…という気持ちはすごいわかりますが、なるべく事前に分別するよう心がけましょう。
もしくは排水口にゴムやシリコンカバーを被せて流入を防ぐといったことをしてもいいかもしれません。
500〜600円ほどで買えます。
これが原因で詰まったら、2万円〜5万円の詰まり除去作業費を業者から請求されると思えば安い買い物じゃないでしょうか。

あとは

くれぐれもデッキブラシなんて流してはいけませんので、気をつけてください。

最後に

排水管の管内は管内カメラでもない限り、見ようと思っても見れません。
いや、なんとか見ようと思っても菅の入り口を写真で収めるぐらいが精一杯だと思います。
不安を煽るわけではないのですが、見えないからこそしっかり意識してやることが大切だと思います。
詰まって営業停止とかになる方がよっぽど損ですから。

ではでは。

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